イルカの絵で有名な画家と言えば、クリスチャン・ラッセンですよね。ラッセンはイルカやシャチなどの海洋生物や海の風景を中心に数多くの版画(ジークレー版画・キャンパスエディション)やミクスドメディア版画(ラッセングラフ)、リトグラフ・シルクスクリーンを生み出しています。
ここではクリスチャン・ラッセンの経歴や人気作品を見ていきましょう。
クリスチャン・ラッセンの経歴

引用:エポック社
クリスチャン・ラッセンは1956年、カリフォルニア州の海沿いにあるメンドシーノで誕生しました。その後ハワイを経て、マウイ島へ移住。10代の頃からサーフィンと絵画に熱中し、プロサーファーとしても活躍。
美術の専門的な教育を受けたことはないものの、ハワイの地中海風景やイルカなどの海洋生物をモチーフとした数々の作品を発表。1976年より正式に画家として活動を始めました。
その後も精力的に活動を行い、1983年には国連の【クリーンオーシャンキャンペーン】のイメージアートである、「サンクチュアリ」を発表します。作品は大きく評価され、国連記念切手に採用されたことも。
南洋の煌びやかな海を美しく表現した作品は、バブル期の日本でも大きなブームとなりました。独自の技法は「マリンアート」と証されていますが、一部空の描写にはエアブラシを使っています。
また画家以外に音楽家としても活躍。1998年には、ファーストアルバムのプロモーションのため来日しました。日本でもラッセンの人気はすさまじく、来日時にはテレビCMで告知を行ったほどです。
そして日本のメディアにも数多く出演し、人気バラエティー番組「ロンドンハーツ」では青田典子のヘアヌードを描いたことも。フィールドを選ばず世界的に活躍する、マリンアートの巨匠です。
クリスチャン・ラッセンの代表作品

引用:超ラッセン展2021
クリスチャン・ラッセンの版画(ジークレー版画・キャンパスエディション)やミクスドメディア版画(ラッセングラフ)、リトグラフ・シルクスクリーンは、イルカやシャチなどの海洋生物、また美しい海の風景が立体的に美しく描かれています。
イルカの作品を見たら全てラッセン!と思ってしまうほど、ラッセンと海は繋がりが深く、ファンが多いのが特徴。印象的な色使いと繊細な水の描写には、多くの人が魅了されています。
特に人気なのが「サクラファンタジー(2020年)/ミクスドメディア版画(ラッセングラフ)」です。これは親日家でもあるラッセンが、日本の花である桜をモチーフにした作品。
桜吹雪とイルカのダイナミックなジャンプのコラボレーションが印象的で、青とピンクのコントラストが美しい一枚です。
また「ドーン オブ ダイヤモンド/シルクスクリーン」はラッセンの故郷であり、ハワイの象徴・ダイアモンドヘッドの夜明けを美しく描いた作品。
他にも、「エンドレスドリーム(2004年)/ミクスドメディア版画(ラッセングラフ)」「マザーズラブ(1996年)/ジークレー版画(キャンバスエディション)」「グローリーオブザシー/ミクスドメディア版画(ラッセングラフ)」など有名な作品があります。
人間よりも家族との絆が強いとされるシャチと描き、愛情深い作品になっています。空に浮かぶ雲がシャチの形になっている点もこだわっていますね。
ラッセン作品は80年代から2000年代にかけてかなり多く発表され、今でも個展や特別展が開かれています。パネルやジグソーパズルとして商品化もされているため、比較的馴染みのある画家といえるでしょう。
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