平田陽光(ひらた ようこう)は人間国宝に選ばれた二代目平田郷陽の弟です。ここでは平田陽光の経歴や代表作品をご紹介します。
平田陽光の経歴
平田陽光(ひらた ようこう)は、1906年に東京に生まれました。兄である二代目平田郷陽は、人形界で初めての「人間国宝」となったことでも有名です。
兄が人形師としてアーティスティックな才能を開花させたのに比べ、平田陽光は一貫して市販品となる高級人形を作り続けました。
市販品は展示品と比べ、予算内で作らなければならない難しさがあります。自分のやりたいことを押し殺す必要がある面が、芸術品とは大きく違う点なのです。
しかし平田陽光は限られた状況においても、パフォーマンス・クオリティ共に高い人形を多く世に送り出してきました。
これは平田陽光が作り出した生き人形の芸の細かさ、巧みさに現れています。平田陽光が生涯こだわり続けた「市販品の高級品を作る」という思いは、兄・二代目平田郷陽にも真似のできない“匠の仕事”だったのかもしれません。
平田陽光の代表作品
平田陽光の作る生き人形は、その「精巧さ」が大きなポイントです。生き人形とは、その名の通り、まるで生きているかの如く精巧に作られた人形を指します。
幕末から明治にかけて人気を博しましたが、現在はその技法が廃れており、非常に希少価値の高い人形であるといえるでしょう。
顔や手足・体などが人間にそっくりでありながら、的確にデフォルメているのが特徴です。
平田陽光が手掛けた生き人形では『童女と猫』が有名です。郷陽の「文政童女」に影響を受けたと思われ、リアリティ溢れる童女の姿が、巧みに表現されています。
愛猫が戯れる姿を見る童女のまなざしは、表情はもちろん、目鼻立ちやまつ毛の一本一本にいたるまで全てが完成度の高い作品です。
さらに童女の着物には本物の布を使い、平田陽光の人形師としてのこだわりがヒシヒシと伝わってくるようですね。
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