草間彌生(くさま やよい)は斑点やドットを用いた独創的な絵が特徴の画家です。過去には作品に8億円の値がついたことも!今回は草間彌生の経歴や人気作品、高く売るためのコツを解説します。
草間彌生の経歴
草間彌生は長野県松本市生まれの芸術家です。小学校へ入学したあたりから、身の回りにオーラが見え、さらに幻聴が聞こえるなどの症状に悩まされます。
そのような症状から逃れるため、創作活動を開始。1941年に松本高等女学校へ入学すると、本格的に絵画を学び始めました。
1952年に自身初の個展を開催し、翌年にはパリ・アカデミー・グランド・ショミエールへの入学が許可されます。しかし入学は東京への個展開催が決まったため、見送られることに。
その後1957年に渡米すると絵画や立体作だけでなく、「ハプニング」と呼ばれる過激なパフォーマンスで新分野を開拓。「前衛の女王」と呼ばれました。
1973年に帰国すると、翌年からセラミックや水彩・パステル等の作品を多数制作。国内外問わず高い評価を得ます。2009年には文化功労者、2016年に文化勲章を受章。
「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれました。2021年には香川県の直島に展示されていた自身の作品、「南瓜(かぼちゃ)」が海に流され、割れるトラブルに遭遇しています。
草間彌生の代表作品

引用:草間彌生美術館
草間彌生のアーティスト人生は、1957年にニューヨークへ渡ったタイミングで本格化しました。作品の大きな特徴は、水玉模様や斑点などを繰り返し配置し、絵画の画面や作品の表面を覆っている点です。
独特な表現方法からインパクトが独り歩きすることが多いですが、水玉は自身を幻覚や幻聴から守るためとされています。また合わせ鏡を用いて光やオブジェを無限に見せるインスタレーションや、男根状のオブジェを日用品に貼りつけるなどの手法もしばし見られます。
有名な作品に赤と白のドットを用いて描かれた「かぼちゃ R(1999年)/シルクスクリーン」や白色と黒を用いて表現された「天国へ上る階段(2019年)/シルクスクリーン」などが有名です。
草間彌生が被写体にかぼちゃを選ぶ理由は、「同じ形がふたつとないこと」「愛嬌があり気取りがなく、どっしりとしたフォルム」である点を挙げています。
かぼちゃシリーズは80年代にはすでに1000万円前後で取引されていましたが、2000年代に入ってからは5000万円~一億円ほどと跳ね上がり、人気の絵画です。さらに2015年10月のサザビーズのオークションでは、約8億円で落札されました。
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