中村弘峰は、福岡県出身の人形師です。博多人形と現代アートを組み合わせたような作品が特徴的で、特に「アスリートシリーズ」が大人気。
ここでは、中村弘峰の経歴や人気作品を解説します。買取のコツも解説するので、参考にしてください。
中村弘峰の経歴

中村弘峰は福岡生まれ。博多人形師の家系に生まれた4代目です。2011年に東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻を卒業後は、父・中村信喬(しんきょう)のもとで人形作りを学びました。
同時期より、もともと信喬が行っていた博多祇園山笠・土居流の舁き山人形(どれいねのかきやまにんぎょう)の制作も行っています。
2014年には、第27回伝統工芸人形展に出品した作品「白苑」が初入選。第60回日本伝統工芸展の新人賞、第49回西部伝統工芸展の日本工芸会賞など受賞歴多数。オリジナリティ溢れる唯一無二の作風で、伝統工芸に新たな旋風を巻き起こしました。
中村弘峰が人形作りで使用する道具はなんと全て手作り。ヘラなどの道具は全て自身で制作したものを使っているそうです。
個展もほぼ毎年開催している、今大注目の若手人形師です。平成31年には、中村弘峰がデザインした干支鈴が、太宰府天満宮で配布されました。
中村弘峰の代表作品

人気の高い「アスリートシリーズ」や「動物シリーズ」は、今や中村弘峰を代表する作品となりました。
アスリートシリーズとは、博多人形のモデルとなった桃太郎や金太郎ではなく、現代のヒーロー・スポーツ選手をモデルにとした人形です。
野球選手をモチーフとした「波千鳥」は、博多人形が今にも野球ボールを投げつけそうな様子を細かく表現。
ユニフォームにあしらわれた黄金の波千鳥の模様や、色彩豊かな靴の絵柄が見る人を楽しませてくれます。
また「不動如山(うごかざるやまのごとし)」では、端正なバッターの表情に見とれてしまうかも。
後ろに佇むバッター姿の博多人形も凛々しく、まるで武士のような堂々した雰囲気を醸し出しています。
中村弘峰の作品は伝統を大切にしつつも現代の要素を取り入れ、新しい挑戦で魅了し続けているのです。
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博多人形と、現代アートを見事に掛け合わせた中村弘峰の作品たちは、今でも多くの人に人気があります。お手元にありましたら、是非散歩道にお持ちください。
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