並河人形店は、毛植技術を使い、毛植人形を作り続けてきました。昭和初期に廃業していますが、その作品は、今でも人気があります。ここでは並河人形店の経歴や代表作品について解説します。
並河人形店の経歴
並河人形店は、江戸時代にあたる1700年代後半に、京都四条御旅町で創業したのが始まりです。初代は並河清助氏で、その後2代目~5代目と毛植人形の技術を脈々と受け継いでいましたが、昭和初期、5代目・並河 國治氏の時に廃業しています。
毛植人形はかつて京都の土産品としてメジャーなもので、多くの人に親しまれた歴史があります。廃業したため、毛植技術についてはわからない部分が多いですが、並河人形店の作品はコレクターに人気が高く、需要が高まっています。オークションサイトやフリマサイトを見ると多く出品されており、高値で取引されていることがわかるでしょう。
現在は8代目である並河佑太氏が引き継いで入るようですが、特に人形の制作は行っておらず、ホームページで過去の作品を紹介するにとどまっています。
並河人形店の代表作品
並河人形店では毛植技術を使った人形が主に作られています。人形に絹を染めた毛を植えることで本物の動物のように仕立てていたため、「毛植え屋」から「けうゑや」と呼び方を改めたほどです。
並河人形店は称号に「けうゑや(毛植屋)」とあるように、「毛植人形」作りに尽力してきました。
毛植人形とは、毛植細工を施した人形をいい、様々な色に染め上げた絹糸の束を土台に貼りつけて作ります。しなやかな毛並みが特徴で、雛人形や桃太郎だけでなく、犬や猫・鳥など動物の形にされることが多いです。その他、兜や刀などもあり、多くの作品に使用されてきました。
並河人形店の作品のひとつに日本人形や市松人形も数多くあります。日本人形といえば、つぶらな瞳のイメージですが、並河人形店の日本人形や市松人形はどれもぱっちりとした目力が特徴です。慎ましいだけでなく、大きく開いた瞳には引き込まれるような存在感を感じますね。他にもうさぎやネズミ、馬など毛植技術を使った数多くの毛植人形があり、まるで本物のような技術力には圧倒されます。
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並河人形店はすでに廃業しているため、毛植技術を知る人は少なく、希少価値が高まっています。もし手元に飾らない並河人形店の作品があれば、散歩道にお売りください。
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