ロバート・ハインデルはダンスを愛し、ダンサー達の姿を生涯に渡って描き続けました。
今回はハインデルの経歴や人気作品、売却時のコツについて解説します。美術品を手放す際の参考にしてください。
ロバート・ハインデルの経歴
ロバート・ハインデルはアメリカ合衆国オハイオ州生まれの画家です。1962年にデトロイトへ移住し、アートスタジオに就職。
美術関係の学校へは行ったことがなく、仕事を通じで絵画の技術を習得しました。1963年に偶然イギリスロイヤル・バレエ団のショーのチケットを手に入れる機会があり、鑑賞した際大きな感銘を受けることに。
「ダンスの躍動感を絵で表現したい」との思いから、筆を取り、画家への道を歩むのでした。1968年頃から雑誌『TIME』や『PLAYBOY』などへの寄稿を始めます。
1978年には念願だったダンスをモチーフとした作品を集めた自身初の個展を開催。大きく注目されることに。同じころ、イラストレーターからファインアーティストへと転身。
そして少しずつ有名なバレエ団から公演前のリハーサルに招かれ取材する機会が増えました。美術雑誌にも大きく取り上げられ、「現代のドガ」と称された彼のファンには、ダイアナ元妃やモナコのキャロライン王女もいたといいます。
これは踊り子をモチーフとした作品を数多く生み出したエドガー・ドガに例えられたものです。
1985年に開催された英国ロイヤル・フェスティバル・ホールで開催された展覧会では、ダイアナ元妃とマーガレット王女をはじめ、延べ30万人が来場。大盛況となりました。
2005年に自宅で肺気腫のため逝去。実に1500点以上もの作品を残した人生でした。
ロバート・ハインデルの代表作品
生涯に渡ってダンスを愛し、躍動感のある作品を生み出し続けたロバート・ハインデル。彼の描くダンサー達の姿は、一瞬一瞬が見事に捉えられており、カメラで連写を行った際のワンシーンのようです。
特に有名な作品に「シャドー(1996年)/シルクスクリーン」や「ダンサー・イン・ブラック・オン・ブラック(1985年)/シルクスクリーン」があります。いずれもモデルのポーズを主体に描かれており、表情をうかがい知ることはできません。
あくまでも人物の動きをメインとしたロバート・ハインデルのこだわりが詰まった作品といえるでしょう。
また日本でも草刈民代などバレエダンサーと交流のあったロバート・ハインデル。『MIYAKO』というシリーズでは、英ロイヤルバレエ元首席の吉田都の姿を華麗に表現。
「ミヤコ MY-1(2000年)/油彩画」では珍しく、表情まで細かく丁寧に描かれています。描くポイントを明確に絞り込み、重点的に表現する…細かなこだわりがダンサー達の躍動感や魅力を引き立てるエッセンスとなっているのでしょう。
他にも、世界的バレリーナの吉田都を描いた「Miyako at Rehearsal/版画」の作品やバレエダンサーの下村由利恵さんがモデルの「レッドコスチューム/版画」も有名な作品ですね。
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ロバート・ハインデルのシルクスクリーンはその多くがバレエダンサーをモチーフとしており、幅広い世代に人気があります。
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