笹倉鉄平(ささくら てっぺい)は海外の情景を中心に多くのシルクスクリーンや版画、リトグラフを生み出している、未だ人気の画家です。
ここでは笹倉鉄平の経歴や人気作品、売却時のポイントについて解説します。
笹倉鉄平の経歴

引用:Teppei.Net
笹倉鉄平は兵庫県生まれの画家です。1973年武蔵野美術大学商業デザイン科(現・視覚伝達デザイン学科)へ入学。卒業後は広告制作会社に入社し、グラフィックデザイナーへ。
その後はフリーランスのイラストレーターとして独立します。広告や出版物に多くのイラストが掲載され、森永製菓のパッケージイラストのデザインなども手掛けました。
1987年、毎日新聞にドイツのロマンチック街道沿いの風景を描いた、「Romantic Gallery(ドイツの街々を描いた)」 シリーズを連載開始。知名度が一気に上がり、1990年に入ると東京・青山で個展を開催。画家としてさらなる飛躍を遂げます。
1991年から版画に加え、シルクスクリーン作品の発表を開始。1992年にオランダで開催された、花の万博「フロリアード/1992」の記念版画が制作されるなど、活躍の場は世界へと広がります。
2006年には国立中国美術館にて「日中友好」をモチーフとした「二人展」を開催。現在は京都と東京に拠点を置き、国内外の画廊や百貨店などで個展を開いています。
笹倉鉄平の代表作品

引用:アートテラス
笹倉鉄平といえば、「国内外の風景」を題材にした絵画作品が有名です。人々がつい、見落としてしまう日常の風景を切り取り、シルクスクリーンや版画で表現しています。
2000年までは海外の様子を多く発表していましたが、最近では日本風景も増えてきました。特に「オンフルール(1997年)/版画」は海外の街並みに月を描いた美しい作品です。
限定600部と版画にしては多いですが、希少価値は高く人気の作品です。また「カダケス(1991年)/版画」は彼の最初の版画作品としてあまりに有名。スペイン・バルセロナ近郊のリゾート地を、奥行きのある丁寧なタッチで描いています。
笹倉鉄平は一部リトグラフや水彩画などもありますが、市場に出回っているほとんどが版画やシルクスクリーン作品です。
初期の作品はセリグラフで描かれていることも多いですが、2000年前後から「銀座四丁目交差点(2020年)/ジークレー(ジグレー)」などキャンバスにジークレー(ジグレー)作品が増えてきました。版画作品は2013年時点で200点以上を生み出しています。
リトグラフの作品では、「自分の中の少年(2001年)」「それぞれのひと時(2003年)」などが有名ですね。
状態にもよりますが、初期の作品ほど比較的高額査定になりやすい傾向です。
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笹倉鉄平は今でも新しい作品を生み出し続けており、今後も人気・注目度共にアップが期待できる画家です。絵のタイトルだけでも、概算見積もりが可能ですので、どうぞご相談ください。相談はメールや電話でも可能です。どなたにも丁寧な対応をいたします。