ふくよかで可愛らしい市松人形を生み出す松乾斎東光は、知名度もあり大人気。
今回は松乾斎東光の経歴や代表作をご紹介します。
松乾斎東光の経歴
松乾斎東光(しょうけんさい とうこう)は、代々続く人形師の名前であり、現在は3代目の岩村賢二氏に引き継がれています。
岩村氏は昭和18年に初代・松乾齋東光の次男として生まれました。
昭和44年ごろから初代・二代目松乾齋東光のもとで人形制作を学び、昭和61年には答礼人形「ミス倭日出子」の修復にも携わりました。
その後も昭和2年にアメリカから友好の証として日本に贈られた市松人形(ミス大阪)を二度に渡って修復。
平成14年には、三代目・松乾齋東光を襲名します。同年には名古屋や大阪・岡山などで個展も開催し、市松人形の文化を広く世に伝えました。
平成16年には、昭和2年に贈られた「ミス長野(アメリカから友好の証として贈られた青い目の人形)」の修復にも成功。
現在は4代目候補の長男・岩村亮氏とともに、代々続く伝統の技法を後世に残すべく日々人形制作を行っています。
松乾斎東光の代表作品
松乾斎東光が生み出す日本人形は、懐かしさと温かみのある、やわらかな表情が特徴です。制作した日本人形は、着物に古布を使用し、昔ながらの雰囲気や材質を見事に表現しています。
日本人形は主に桐塑(とうそ)と胡粉(ごふん)で作られており、修復可能な点が特徴。長く愛用できる工夫がたくさん詰まっています。
松乾斎東光(3代目)は年間50体ほどの人形を制作するそうですが、中でも有名な作品に市松人形の「頭(かしら)」があります。
御所車と熨斗柄がメインとなった市松人形で、人形は松乾斎東光が作成し、着付けを伝統工芸士の平安光義が行ったことでも有名です。一流の職人が技術を出し合い、丁寧に作り上げた逸品といえるでしょう。
「頭」は実際に人間にする方法と同じ手順で着付けを行っています。そのため衿元から裾までがしっかりと揃っているのがポイント。立体感とリアリティのある人形に仕上がっています!松乾斎東光の市松人形は、全体のバランスと計算しつくして作られていることも多く、まさに職人技ですね。
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松乾斎東光は4代目・岩村亮氏も控えており、これからますます活躍する人形師といえます。全国で個展も開いていることから、知名度はバツグン。今後ますます市場価値は上がっていくと予測されます。
しかし松乾斎東光の作品であるか否かは、目利きのあるプロの鑑定士でないとなかなか判断が難しいもの。お客様の中にも「これは松乾斎東光の作品なのかな?」と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。そんな時は、散歩道に鑑定をおまかせください。
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