角田智子は木芯桐塑木目込といわれる技法を使った人形作りが得意な人形師です。
ここでは角田智子の経歴や代表作について見ていきましょう。
角田智子の経歴
角田智子は、神奈川県茅ケ崎市を拠点として活動する人形師。日本工芸会正会員でもあります。
1991年に人形師・前田金彌に師事。
角田智子の師匠である前田金彌は、人間国宝でもあった野口園生師に入門して人形作りを学び、昭和42年の伝統工芸新作展で初入選してから一気に名前が知れ渡った人物でもあります。
平成29年に逝去するまで全国で個展を開いたり、美術展の審査委員を務めるなど、人形界に数多くの貢献をしました。そんな前田金彌のもとで人形作りを学んだ角田智子は、1998年・第16回伝統工芸人形展にて初入選を果たします。
その後も2001年の第41回伝統工芸新作展(現東日本伝統工芸展)で初入選・2002年の第49回日本伝統工芸展にて初入選など数多くの功績を残してきました。
作品には木芯桐塑木目込といわれる技法が使われています。ほっそりとした白塗りの美人を象った人形は、指先まで細かく繊細な作りで、見るものを惑わすような独特の空気管が漂っています。
角田智子の代表作品
角田智子の作る人形は、木芯桐塑木目込といわれる技法を使って作られています。木目込とは、京都で発祥した人形の技術が江戸に伝わったものです。
木彫り人形の衣装部分に木目に溝を彫り、布をノリで埋めていく方法が一般的。頭は桐塑もしくは素焼き、胴体や手足の一部に桐塑(とうそ)を使っています。
桐塑は桐の粉末にノリを混ぜて作った粘土のような素材です。また強度を増すために和紙が練り込まれることも。
角田智子の代表作品は、世の中を凛々しく生きる女性を象ったものがたくさんあります。どれも肌は白くふくよかで優し気な表情をしているのがポイントです。特に令和元年 第59回東日本伝統工芸展に出品された「月に舞う」は、長い髪女性を美しく表現しています。
腰から下の曲線美が美しく、まるで女性の美を象徴しているようです。他にも平成27年では、第62回日本伝統工芸展に出品された「戀歌(れんか)」も有名。儚く繊細な女性の憂いを見事に表現した作品です。
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