鶴田一郎(つるた いちろう)は「美人画」を書かせればトップクラス!?と思うくらい、美しい女性を描く画家です。
今回は彼の経歴や人気作品、売る際のポイントについて徹底解説。鶴田一郎の版画(木版画)・リトグラフを売却したい人は、是非参考にしてください。
鶴田一郎の経歴
鶴田一郎は熊本県本渡市(現・天草市)出身の画家です。幼少時代から絵を描くことに魅了された彼は、高校卒業後は多摩美術大学グラフィックデザイン科へ進学。
本格的に絵の勉強を始めます。その後プロの道へと進んだ鶴田一郎。当初は西洋文化に感銘を受け、写実的な絵を描いていました。
しかしそのうち、「自分は日本人なのだ」との意識が芽生え、方向転換。琳派、弥勒菩薩をはじめとする仏教美術や浮世絵など日本の美しさに魅了されることとなります。
そんな鶴田一郎を一躍有名にしたのが、1987年5月から1998年11月に起用された、ノエビアのCM「コスメティックルネッサンス」シリーズです。
彼の描く美人画と花や自然の風景などがコラボした美しいCMは瞬く間に人気シリーズとなりました。
その後も東芝「ジャズを聞きたくて」シリーズのCD ジャケットや学校のパンフレット・祭りのポスターなどに多くの絵が採用。版画作品集も数多く出版しています。
近年では美人画だけでなく、現代の鶴田流琳派を軸に、「雪」「月」「花」をモチーフとした多くの作品を発表。仏画なども描いています。
鶴田一郎の代表作品
鶴田一郎の画風は「女性」を題材にした作品が多く、切れ目ながら力強い印象です。吸い込まれそうな表情は、一度見たら忘れられないインパクトを残すでしょう。
繊細ながらも美しい女性の姿は、鶴田一郎の画力と技術の賜物といえます。彼にかかれば「シャイニングエンジェル(版画)」のようなミステリアスなものから、「永遠の愛(版画)」「青に包まれて wrapped in blue(版画)」など明るく美しい女性まで自由自在。
「椿(版画)」では女性の顔はもちろん、簪を持つ手にも注目してください。繊細な指が簪を持つ姿は美しく、上品さが現れています。
鶴田一郎の描く女性は、似ているようでそれぞれが独特の個性を持っているのが特徴。女性本来の魅力を引き出している点も、彼の絵画に対するこだわりが見えるでしょう。
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鶴田一郎は現在も活躍中の画家であるため、人気が高く高額査定がつきやすいです。作品の特徴は女性の上半身がアップで描かれている構図が多くあります。
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