実は家の中に眠っていたその食器が思わぬ副収入になるかもしれません。いったいどうすればお得に手放せるのでしょうか?今回は食器の処分方法について考えてみましょう。
目次
使っていない食器を整理してみよう

引き出物や内祝いなどで食器をいただく機会は多いもの。どのご家庭の押入れにもたいてい使っていない食器が箱に入った状態で眠っているものです。まずは整理してみましょう。
巷で有名な断捨離とは?
ネットやメディアなどで、「断捨離(だんしゃり)」という言葉をよく聞くようになりました。もともとはヨガの言葉だったのですが、今では家のなかの整理整頓でよく使われます。
「入ってくるいらないものを断つ」、「家にずっとあるいらないものを捨てる」、「物に対する固執から離れる」ことで、「もったいない」という固定概念から開放され、身の回りの整理ができるようになり、身軽な生活ができるようになるという考え方。2010年には流行語大賞にも選ばれました。
押し入れにある使っていない食器などはこの断捨離の対象に真っ先に該当すると言っても過言ではありません。
本当に捨てていいの?
「ずっとあるいらないものを捨てる」……わかっているけど、「せっかくいただいたブランド食器なのに捨ててしまうのは忍びない」。そう思われていませんか?
でも今使っていないのには何らかの理由があるはずです。好みが合わず使いづらい、すでに持っているものとダブってしまって使わずにしまっている。人によってそれぞれですが、使っていないという歴然とした事実はあるわけです。
であるなら、この機会に処分を考えても良いかもしれません。
ゴミとして処分?買取?食器の処分方法はどれがベスト

要らなくなった食器はどのように処分すればよいのでしょうか?大きく分けて以下の3つの方法が挙げられます。
① 素材によって処分方法が違う?!自治体でゴミを処分
まずはゴミとして捨ててしまう方法です。一番確実で簡単な方法と言えます。ただし、食器はワレモノ。作業員が回収している間に怪我をしてしまう危険性があるので、処分のしかたに注意しなければいけません。また、材質によってどのゴミに該当するか、分別する必要があります。
下表に素材ごとに処分方法や注意点をまとめました。
素材 | 処分方法 | 注意点 |
---|---|---|
ガラス製や陶器製 | 燃えないごみ | 新聞紙にくるむ、箱に入れるなどして安全対策を。透明な袋に入れて「ワレモノ」と明記する。 |
プラスチック製 | プラスチックごみもしくは燃えるゴミ | 通常のゴミと混ぜてもOK |
金属製 | 金属ゴミ | 大きな調理器具などは粗大ごみになることも。事前にサイズ確認を。 |
木材 | 燃えるゴミ | 通常のゴミと混ぜてもOK |
上記はあくまで目安です。自治体によって異なりますので、おすまいの市区町村のルールに従ってゴミに出してください。
② 売れるまで時間や手間がかかる!メルカリやオークションで売却
ゴミとして捨てるのは気が引けるという方は、メルカリやオークションサイトで売却するのもおすすめです。食器を必要としている人に譲ることができて、収入も得ることができます。
食器の写真を撮影して、説明文を作ってアプリやサイトに登録し、その後買い手が見つかるのを待ちます。
ただし、アカウントを作成したり、文章を作ったり、落札者と連絡を取り合うといった手間がかかることと、必ず売れるわけではないのがデメリットです。
③ 賢くお得に処分するなら買取専門店へ
和食器を確実に手放したいなら、買取専門店に依頼するのがおすすめです。メルカリやオークションと同様、必要とされている人に和食器を譲るので、捨てるという後ろめたさは感じません。面倒な写真撮影や文章作成の手間もなく、確実に売れる可能性が高いです。
メルカリやオークションは一般の人が落札するので、どうしても安く買い叩かれる傾向があります。でも、買取専門店なら和食器の買取に関する経験と知識が豊富な鑑定士が鑑定してくれるから、適正価格で買い取ってくれます。買値がつかないような商品であっても、無料で引き取ってもらえるケースがあります。
出張買取や宅配買取といったサービスを利用すれば、重い食器をわざわざ自分でお店に持ち込んで鑑定してもらう必要はありません。
手間がかからず、確実に、そして適正な価格で買い取ってもらえる。メリットだらけの買取専門店。「和食器を処分するならどの方法がベストか?」と問われたら、間違いなく買取専門店と言えます。使っていない和食器があるなら、ぜひ利用したいです。
世界中から評価が高い!日本産の和食器

食器の役割は料理を盛り付けるだけではありません。食器自体にも美しさを感じられる、美術品やコレクターズアイテムとしての側面があります。特に日本の食器は九谷焼や有田焼などの焼き物、江戸切子などのガラス細工など、モノづくりの技術が高く、国内はもとより世界中から評価されています。
特に有名ブランドや高級ブランドの和食器、著名な作家の作品や有名産地で作られたものは、海外からの需要も高く、中古品であっても驚くような値段で売れることがあります。
高額買取の対象!ブランド洋食器や有名作家・有名産地の和食器

それでは、実際にどのような食器が高値で売れるのでしょうか?買取相場も交えて解説します。
ノリタケの食器
ノリタケは愛知県名古屋市に本拠を置く洋食器の高級ブランドです。その歴史は大変古く、創業者である貿易商の森村市左衛門が1889年のパリ万博でヨーロッパの白くて美しい陶磁器に出会ったことがはじまりです。森村は「この美しい食器を日本でも作りたい」と思い、技術者をヨーロッパに派遣しました。1904年に愛知県愛知郡鷹場村大字則武(現在の愛知県名古屋市中村区)で日本陶器合名会社を設立。創業地の地名から「ノリタケ」と呼ばれるようになりました。
ノリタケが愛されるのは極限まで追求された「白」。シャープな白さが感じられる「白色硬質磁器」、ノリタケが日本ではじめて完成させた乳白色で温かみがある白い「ボーンチャイナ」が主力製品。料理の美しさを際立たせる白さと、メイドインジャパンならではの繊細さと気品が感じられる、日本でも有数の高級洋食器ブランドに成長しました。
とりわけ、明治から昭和にかけて作られた輸出用の「オールドノリタケ」は希少価値が高く、高値での買取が期待できます。
【買取相場】
①アフロディーテ:5,000~3万円
②インペリアルスイート:5,000~4万円
③cher blanc(シェールブラン):1,000~2万円
④五月人形・ひな人形:5万~40万円
⑤オールドノリタケ:5,000~200万円
マイセンの食器
マイセンはヨーロッパでも最も歴史がある高級食器ブランドです。 17世紀~18世紀のはじめ、当時のヨーロッパの貴族の間では白い陶器がブームとなっていました。ザクセン公国アウグスト強王は錬金術師であるベッドガーに白磁器を作るよう命じました。ベッドガーは物理学や数学、哲学などさまざまな学術分野に詳しいチルンハウス伯爵と協力して、長年研究を重ね、ついに1709年にヨーロッパではじめて磁器の製法をあみだしたのです。翌年には硬質磁器窯「マイセン」を設け、その名が今でも受け継がれています。
目を奪われるほどの白さ、繊細な造形、1万色もの顔料を使った花や緑、人などを描いた絵付け。まさにマイセンの食器は芸術作品と言えます。
【買取相場】
①アルペンフローラ:5,000~10万円
②インドの鳥:1万~10万円
③イヤープレート:1万~10万円
④アーモンドの木:3万~30万円
⑤アラビアンナイト:18万~250万円
使用済の食器も買取可能!その理由とは?

「中古の食器でも買い取ってくれるの?」と疑問に思われる方も多いことでしょう。実際に買取に出してみたけど断られたという経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
でも、使用済みの食器でも買取専門店に出せば高値で買い取ってくれる可能性があるのです。
処分に困る使用済の食器
食器は消耗品。使っていれば傷がつくこともあれば、欠けるということもあるでしょう。また、料理を盛るものなので、気分的な要素も大きいかと思います。しっかり洗ったものであっても、誰かが使った食器を買って食卓で使おうとは思わないものです。
そのため、使用済みの食器は商品として売りにくく、リサイクルショップなどでは買取を断っているケースが多々あります。
でも、買取専門店の散歩道であれば、他社で断られたような食器でも高く買取ることが可能です。
出張買取が可能な買取業者を選ぼう!
私たちのような買取専門店では食器を単に料理を盛る道具としてではなく、美術品として捉えています。器として使うのではなく、食器を眺めて楽しむコレクターや骨董品愛好家を対象に販売します。ですから、ブランド食器であれば中古品でも高く売れるのです。
特に出張買取であれば重い食器をお店に持ち込む必要はありませんので、ぜひ活用してみてください。
食器の処分なら買取専門店の散歩道へ
昔もらったブランド食器の処分でお困りなら、買取専門店の散歩道にご相談ください。持ち込み買取、出張買取、宅配買取はすべて無料で承ります。スマホで写真を送るだけでできる「LINE査定」にも対応。目利きの鑑定士が直接鑑定するから、他社よりも高額買取が実現できます。
せっかくいただいた洋食器や和食器。ゴミとして捨ててしまえば1円にもならないので、あまりにももったいないです。確かな鑑定に自信がありますので、ぜひ食器を捨てる前に散歩道で査定を受けてみてください。