マイセンはドイツ生まれの食器メーカーです。美しい装飾が施されたカップやソーサーは世界中で人気を集めています。
今回はマイセンの歴史や代表作品について解説します。
マイセン(MEISSEN)の経歴
マイセンは今から300年前、ドイツで初めて、硬質磁器を生み出した名窯です。
硬質磁器とは、摂氏900度程度で焼いた素地に釉(うわぐすり/ガラス質の成分)をかけ、さらに摂氏1400度ほどで焼き上げた磁器をいいます。
色が白く、ツルリとなめらかな表面で、マイセン食器に限らず多くの食器や電気器具に使われているのが特徴。
当時ドイツにはまだ硬質磁器を作り出す技術はなく、多くの王侯貴族や事業家たちが、こぞって製造方法の謎を解こうとしていました。
この熱意はすさまじく、ドイツのザクセン選帝侯アウグスト強王が、錬金術師ヨハン・フリードリッヒ・ベトガーを監禁して硬質磁器の作り方の研究をさせたほどでした。
様々な苦労の末、1708年にベトガーが磁器に近いものを作り出すことに成功。
さらに1709年には白磁製法が解明され、翌年ヨーロッパで初となる硬質磁器窯「マイセン」が誕生しました。
今や世界的ブランドとなったマイセンには、人々の苦労と熱意が込められていたのです。
マイセン(MEISSEN)の代表作品
過去から現在にかけ、マイセンが生み出した作品は23万点を超えています。
中でも「イヤーコレクション」や「ブルーオニオン」は有名で、聞いたことのある人もいるかもしれません。
イヤーコレクションはマイセンが毎年発表しているアニバーサリーコレクションです。
1910年より毎年新作が登場している「イヤープレート」だけでなく、日本のおとぎ話をモチーフに描いた「メモリアルプレート」も有名。
毎年一種類しか出さないため、希少価値は高く、コレクターに大人気です。
また「ブルーオニオン」も有名ですね。
ブルーオニオンは1739年に中国写しの染付の技法を使って描かれた、ブルーのイラストがポイント。タマネギやモモ、竹などが描かれた遊び心溢れる作品です。
他にも「ホワイトレリーフ」や「剣マークコレクション」「コスモポリタン」などマイセンには数多くのシリーズがあります。
マイセンの食器やソーサー・カップなどは基本的に白を基調としているのがポイント。
どんなシーンにも合わせやすく、世界中で愛れています。
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